全長74メートルの前方後円墳。水をたたえた馬蹄形の周濠を持つ。
王塚古墳(神戸市)とはどんな古墳か
王塚古墳は、神戸市西区王塚台にある古墳時代中期の前方後円墳です。神戸市の解説では全長74メートルで、水をたたえた馬蹄形(ばていけい)の周濠が巡ります。全国遺跡報告総覧では吉田王塚古墳の名で載っています。
宮内庁が管理する陵墓参考地で、欽明天皇の皇女である舎人姫王(とねりひめのおおきみ)の墓に比定されています。
王塚古墳(神戸市)の読み方と別名
読みは「オウヅカコフン」です。
王塚古墳(神戸市)(オウヅカコフン)
神戸市西区の古墳。各地にある王塚古墳と区別するための表記です。
吉田王塚古墳(ヨシダオウヅカコフン)
全国遺跡報告総覧に載る名称。
王塚古墳(神戸市)は誰の墓か
神戸市の解説によると、王塚古墳は欽明天皇の皇女である舎人姫王の墓に比定され、陵墓参考地として宮内庁が管理しています。陵墓参考地のため、内部の詳細は明らかになっていません。
比定(宮内庁の管理上の扱い):舎人姫王(欽明天皇の皇女)
陵墓参考地として宮内庁が管理している。
王塚古墳(神戸市)の大きさと形
神戸市は全長74メートルとしています。全国遺跡報告総覧には、墳長約70メートル、総長約100メートル、後円部の径約40メートル、前方部の幅約40メートル、平地からの高さ約10メートル、周濠の幅約15メートルという数字が載っています。全長の数え方が違うため、74メートルと約70メートルの差が出ているとみられます。このページでは神戸市の数字を採りました。
全長:74メートル
後円部径・周濠幅:約40メートル・約15メートル
王塚古墳(神戸市)はいつ作られたか
神戸市の解説では、古墳時代中期の古墳とされています。
王塚古墳(神戸市)の場所と行き方(観光情報)
王塚古墳(神戸市)の発見と調査の歩み
水をたたえた馬蹄形の周濠
王塚古墳の特徴は、墳丘を取り巻く馬蹄形の周濠です。濠には水がたたえられています。全国遺跡報告総覧によれば、周濠の幅は約15メートルで、総長は約100メートルに及びます。
平地に築かれ、墳丘は周囲の平地から約10メートル高くなっています。
陵墓参考地としての古墳
王塚古墳は舎人姫王の墓に比定され、宮内庁の陵墓参考地として管理されています。そのため詳しい調査は行われておらず、全国遺跡報告総覧も「詳細不明」としています。
王塚古墳(神戸市)から出土したもの
埋葬施設は竪穴式石槨の可能性が示されています。
円筒埴輪・形象埴輪
円筒埴輪のほか、馬形埴輪などの動物埴輪と人物埴輪が挙げられている。
王塚古墳(神戸市)と関連する古墳
王塚古墳(神戸市)についてよくある質問
王塚古墳(神戸市)はどこにありますか。
神戸市西区王塚台です。
王塚古墳(神戸市)は誰の墓とされていますか。
欽明天皇の皇女、舎人姫王の墓に比定されています。
王塚古墳(神戸市)の大きさはどれくらいですか。
神戸市の解説では全長74メートルです。
王塚古墳(神戸市)の周濠はどんな形ですか。
水をたたえた馬蹄形です。
王塚古墳(神戸市)と併せて覚えたい言葉・用語
陵墓参考地()
天皇や皇族の墓の可能性があるとして、宮内庁が管理している場所。
周濠()
古墳の本体を取り囲む水や空の堀。
竪穴式石槨()
墳丘の上から穴を掘り、石を積んで棺を納める埋葬施設。
形象埴輪()
人・馬・家などの形をかたどった埴輪。
王塚古墳(神戸市)の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。