本文へ移動

形からさがす

形が違っても、同じころに造られた古墳があります。

ここでは、同じ形の古墳を形ごとに横に並べます。形は、造られた時期とも、葬られた人の立場とも結びついています。

前方後円墳は日本にしかない。円墳がいちばん数が多い。八角墳は7世紀の大王の墓に限られる。

収録のある形11件

前方後円墳125基

前方後円墳を大きさの順に並べます。日本最大の大仙陵古墳は墳丘長486メートル、体積では誉田御廟山古墳が最大です。鍵穴の形が奈良盆地で生まれ、東北から九州まで広がり、六世紀の終わりに作られなくなるまでの流れも見ていきます。

円墳24基

円い墳丘の古墳を横に並べます。日本最大の円墳は直径109メートルの富雄丸山古墳、次いで丸墓山古墳。壁画で知られるキトラ古墳と高松塚古墳も小さな円墳です。方墳との違いと、大きさと中身が比例しないことを見ていきます。

古墳群27基

古墳がまとまって残る場所を横に並べます。世界文化遺産の百舌鳥古墳群と古市古墳群、300余基が残る西都原古墳群、積石塚が400基以上の大室古墳群まで。群集墳との違いと、代を重ねて並んだ群との見分け方を整理します。

方墳14基

四角い墳丘の古墳を横に並べます。石舞台古墳、岩屋山古墳、菖蒲池古墳、赤坂天王山古墳など、飛鳥とその周辺に集中します。前方後円墳が作られなくなった六世紀末に大王級の墓が方墳へ移り、やがて八角墳になる流れも見ていきます。

前方後方墳11基

後ろが四角い前方後方墳を横に並べます。長野の弘法山古墳、静岡の高尾山古墳、愛知の東之宮古墳、福島の大安場古墳など、東海から東日本に多く残ります。日本で最初に発掘調査された侍塚古墳もこの形で、前方後円墳との関係についての説も整理します。

八角墳7基

八角形の墳丘を持つ古墳を横に並べます。牽牛子塚古墳、中尾山古墳、束明神古墳の三基は、いずれも奈良県にあります。七世紀後半の大王とその近親だけがこの形を用いたと考えられており、なぜ八角形なのかという問いもあわせて整理します。

帆立貝形古墳4基

前方部が短い帆立貝形古墳を横に並べます。読み方は「ほたてがいがたこふん」。東京の野毛大塚古墳と、船形埴輪が国宝になった三重の宝塚古墳を収録しています。前方後円墳の一種とするか独立した形とするかで、分類が揺れている形です。

上円下方墳3基

下段を方形、上段を円形に築く二段構成の墳形です。 形の定義、他の古墳との違い、築造年代、収録している代表例を公表資料に基づいて整理します。

双方中円墳1基

中央の円丘の両側へ方形部が付く、例の少ない墳形です。 形の定義、他の古墳との違い、築造年代、収録している代表例を公表資料に基づいて整理します。

多角形墳1基

墳丘の平面が五角形・六角形など複数の直線辺で構成される古墳です。 形の定義、他の古墳との違い、築造年代、収録している代表例を公表資料に基づいて整理します。

横穴墓群3基

崖や斜面を横から掘った墓がまとまる遺跡で、盛土の墳丘とは構造が異なります。 形の定義、他の古墳との違い、築造年代、収録している代表例を公表資料に基づいて整理します。

形を見分ける

古墳の形は、上から見た墳丘の輪郭で分けます。前方後円墳、前方後方墳、円墳、方墳、帆立貝形、八角墳などは、名前だけでなく平面形と造られた時期に違いがあります。

形だけで被葬者を断定することはできません。同じ形でも規模や年代は異なり、後世の改変で輪郭が分かりにくい場合もあります。この図鑑では、発掘調査報告、文化財指定、自治体の解説などで確認できた分類を使います。

各形のページでは、定義、他の形との見分け方、主な年代、収録済みの代表例をまとめます。古墳群や横穴墓群は厳密には一基の平面形ではないため、その違いも明示します。

都道府県ごとに読む

形ではなく、住んでいる県や行ける範囲で読みたいときはこちらから。

よくある質問

前方後円墳は上から見るとどんな形ですか。

円形の後円部と方形の前方部をつないだ形です。個別記事では測量図や公表された分類を確認します。

形だけで古墳の年代は分かりますか。

形は手がかりの一つですが、埴輪、土器、石室、築造方法などと合わせて判断されます。

古墳群も形の一覧に入るのはなぜですか。

一基の形とは別ですが、読者が古墳群という単位で探すため、違いを明示したうえで入口を用意しています。