全長116メートルの前方後円墳。三段の墳丘、葺石、円筒埴輪、2か所の箱式石棺が確認された。
亀塚古墳(大分市)とはどんな古墳か
亀塚古墳は、大分市大字里にある全長116メートルの前方後円墳で、大分市は「県下最大級」と紹介しています。5世紀初め頃の築造とされ、1996年(平成8年)3月28日に、北にある小亀塚古墳(全長約35メートル)とあわせて国の史跡に指定されました。
墳丘は三段で、斜面全面に葺石が敷き詰められ、後円部には円筒埴輪が並べられていました。埋葬施設は箱式石棺が2か所です。
亀塚古墳(大分市)の読み方と別名
亀塚古墳(大分市)(カメヅカコフン)
亀塚古墳(大分市)は誰の墓か
大分市の解説は、埋葬施設として箱式石棺が2か所にあったことを述べますが、被葬者の名前には触れていません。
市の解説に被葬者の記述はない:記載なし
亀塚古墳(大分市)の大きさと形
前方後円墳で、後円部は前方部より高く造られています。
全長:116メートル
後円部:径64メートル、高さ10メートル
前方部:高さ7メートル
亀塚古墳(大分市)はいつ作られたか
大分市の解説は、古墳時代中期、5世紀初め頃の築造としています。大分市の別のページによれば、造営には約2年半、延べ約16万7,000人が必要だったといわれ、現在の金額に換算すると約18億8,500万円と推定されています。
亀塚古墳(大分市)の場所と行き方(観光情報)
亀塚古墳公園・海部古墳資料館
亀塚古墳公園・海部古墳資料館の住所:大分県大分市大字里646番地1
交通:大分宮河内ICから車で約15分。JR日豊本線坂ノ市駅から徒歩40分。
駐車場:25台、無料
料金:海部古墳資料館の入館料は無料
内部見学:見学路が前方部から後円部まで続き、墳丘・葺石・円筒埴輪を見ながら頂上まで登れる。
海部古墳資料館は午前9時から午後5時(入館は4時30分まで)。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日。ただし毎月第1月曜日は開館し翌日が休館)と12月28日から1月4日。問い合わせは大分市文化財課(097-537-5639)。
亀塚古墳(大分市)の発見と調査の歩み
葺石と円筒埴輪で飾られた三段の墳丘
墳丘は三段に築かれ、斜面の全面に葺石が敷き詰められていました。後円部には円筒埴輪が並べられていました。
現在は見学路が前方部から後円部まで続いており、墳丘、葺石、円筒埴輪を見ながら頂上まで登れます。頂上からは別府湾まで見渡せ、頂上には長さ3.2メートルの大きな石棺が設置されています。
2か所の箱式石棺と、小亀塚古墳との一括指定
埋葬施設は、2か所に納められた箱式石棺です。
北にある小亀塚古墳は全長約35メートルの前方後円墳で、亀塚古墳とあわせて1996年に国の史跡に指定されました。
海部古墳資料館と海部のまつり
古墳に隣接する海部古墳資料館では、出土品を見学できます。展示は150点以上で、王ノ瀬石棺(県指定有形文化財)の実物資料、古墳づくりと海部のむらの暮らしを再現した九州最大規模の大型ジオラマなどがあります。
毎年秋には「海部のまつり」が開かれ、古代衣装での儀式の再現、火おこし、はにわ作り、勾玉づくりを体験できます。日時は大分市のホームページで案内されます。
亀塚古墳(大分市)から出土したもの
古墳の出土品
敷地内の海部古墳資料館で見学できる。
王ノ瀬石棺(県指定有形文化財)
海部古墳資料館に実物資料が展示されている。
亀塚古墳(大分市)と関連する古墳
亀塚古墳(大分市)についてよくある質問
亀塚古墳の大きさはどのくらいですか。
全長116メートル、後円部の径64メートル・高さ10メートル、前方部の高さ7メートルです。大分市は県下最大級の前方後円墳と紹介しています。
亀塚古墳の墳丘には登れますか。
見学路が前方部から後円部まで続いており、頂上まで登れます。頂上からは別府湾が見渡せます。
駐車場はありますか。
25台分あり、無料です。
出土品はどこで見られますか。
敷地内の海部古墳資料館で見学できます。入館は無料です。
行き方を教えてください。
大分市の古墳紹介ページでは、大分宮河内ICから車で約15分、JR日豊本線坂ノ市駅から徒歩40分とされています。
亀塚古墳(大分市)と併せて覚えたい言葉・用語
箱式石棺()
板状の石を箱形に組み合わせて造った棺。
葺石()
墳丘の斜面を覆うように敷き詰めた石。
円筒埴輪()
円筒形に作った埴輪。墳丘の上や裾に並べられた。
前方後円墳()
円形の後円部と四角い前方部をつないだ、鍵穴形の古墳。
亀塚古墳(大分市)の参考資料
この記事は、以下の公的・学術資料をもとに構成しています。