膳所茶臼山古墳とも呼ばれる前方後円墳。大津に現れた初期の大型首長墓の一つ。
茶臼山古墳(大津市)とはどんな古墳か
茶臼山古墳は、大津市秋葉台の茶臼山の中腹にある前方後円墳です。全長は122メートルで、滋賀県内では2番目の大きさとされ、国の史跡に指定されています。
墳丘全体に葺石が敷かれ、円筒埴輪が巡っています。後円部の頂上には形象埴輪も見られ、近江で最も定型化した標準的な前方後円墳とされています。
茶臼山古墳(大津市)の読み方と別名
読みは「チャウスヤマコフン」です。
茶臼山古墳(大津市)(チャウスヤマコフンオオツ)
同名の古墳と区別するため、市名を添えた表記。
膳所茶臼山古墳(ゼゼチャウスヤマコフン)
地元の地名「膳所」を冠した呼び方。
茶臼山古墳(大津市)は誰の墓か
被葬者は特定されていません。彦坐王とする説や、大友皇子一族とする説が伝えられています。
伝承上の説:彦坐王
伝承上の説:大友皇子一族
茶臼山古墳(大津市)の大きさと形
全長122メートル、後円部の径は70メートル、高さは8メートル、前方部の長さは60メートルです。
全長:122メートル
後円部:径70メートル・高さ8メートル
前方部:長さ60メートル
茶臼山古墳(大津市)はいつ作られたか
築造は古墳時代前期の4世紀末から5世紀初頭と推定されています。大津市の資料では、4世紀に大津に地域の首長の大古墳が現れた例として、皇子山1号墳や和邇大塚山古墳と並べて紹介されています。
茶臼山古墳(大津市)の場所と行き方(観光情報)
茶臼山古墳(大津市)の発見と調査の歩み
葺石と埴輪をまとった墳丘
墳丘全体に葺石が敷かれ、円筒埴輪が巡っています。後円部の頂上には形象埴輪も見られます。古墳の東部には秋葉神社が祀られています。
小茶臼山古墳と並ぶ前期の首長墓
南西100メートルの位置には小茶臼山古墳があります。大津市の資料は、4世紀の大津に現れた首長の大古墳として、茶臼山古墳を皇子山1号墳、和邇大塚山古墳とともに挙げています。
茶臼山古墳(大津市)と関連する古墳
茶臼山古墳(大津市)についてよくある質問
茶臼山古墳の大きさはどれくらいですか。
全長122メートル、後円部の径70メートルです。滋賀県内で2番目の大きさとされています。
いつ造られましたか。
古墳時代前期の4世紀末から5世紀初頭と推定されています。
行き方と駐車場を教えてください。
京阪石山坂本線「膳所本町」駅から徒歩15分、車は名神大津ICから約5分で、普通車20台分の駐車場があります。
誰の墓ですか。
特定されていません。彦坐王説と大友皇子一族説があります。
茶臼山古墳(大津市)と併せて覚えたい言葉・用語
葺石()
墳丘の表面に敷き詰めた石。
円筒埴輪()
円筒形に作った素焼きの埴輪で、墳丘に並べる。
形象埴輪()
家・人・動物などの形に作った埴輪。